料理

つくづく思うけれども、日本の主婦はすごい。

毎日朝、昼、晩ご飯以外にお弁当も作る。日本にいる友達は「手抜きも多いで~」とか言うけれども、毎日それをするのは大変だ。

ましてやフルタイムで仕事をしながら、料理もこなすのは至難の技。

確か私のおばあちゃんも、おじいちゃんが在宅勤務だったため、ほんとに毎日、それも同じ時間に昼ごはんを用意していたのを覚えている。昼ご飯の内容は、うどんやお蕎麦だったけれども、それでも毎日、もしくは一年のうち363日は家族のために料理をしていた。

ごくたまに、毎日の夕食作りはご主人が担当ってな話を聞く。奥さんの方が料理が苦手か、もしくはご主人が料理がすごく上手で、自分が美味しいものを食べたいから自分が作った方がいいと思って作っているケース。ほとんどがイギリス人同士のカップルだ。

学校でもお父さんがスナックを用意してくれるっていう子が何人かいる。

そおいえば、昔イギリス人のママ友が「料理は毎日しないけれども、私が食事の用意はするよ!」と言っていた。出来合いのものを買って、レンジかオーブンで温めるって事やね。

全て手作り派には受け入れがたいかな?

ある日同僚と前の晩に何を食べたかって話になった。新婚早々で共働きの彼女、その晩は家に何もなかったらしく「昨日はめちゃくちゃ疲れてたから、Egg with soldiersを食べた。」って言うので、「サラダかなんか野菜は食べへんだん?」と聞くと本当に卵だけだと言う。Egg with soldiersはゆで卵スタンドにゆで卵を入れて、スプーンで卵の頭の部分を割り、細長くきったトーストをゆで卵につけて食べる、イギリスらしい一品。それを聞いた時日本人の、食べるのが大好きな私は一瞬「うそーそれだけ?」っと思ってしまったけれども、確かに私がご飯の上に目玉焼きを乗せて、お醤油をかけていただくのと同じやねと妙に納得もしてしまった。

とにかく日々のご飯作りは大変だ。料理人もたまには楽をしないと!

長女が作ってくれた坦々麺

ロックダウンになってから、友達のほとんどが口を揃えて「家族が揃うのは嬉しいけれども、毎日朝、昼、晩と料理ばっかりしなあかんから、めちゃくちゃ忙しい!」と嘆いていたのも思い出す。

でも時には手を抜かないと毎日はやってられない。

ロックダウン中の我が家は、娘達が試験期間だったから、私は頑張ってほぼ毎日ご飯の用意をしていたが、今は試験が終わったので、料理好きな長女ができる日は彼女が夕食を作ってくれている。今まで料理をしてこなかった次女にも、当番を作って週に一回夕食を作ってもらうことにした。長女のインタンシップが始まるまでの一ヶ月間の贅沢だけれども。

次女が作ってくれたQuesadilla

でもまた食べさせる人がいるから、料理人の腕もあがっていくのも事実。

もし「今何が一番食べたい」かって聞かれたら、「誰か料理上手な日本人のお母さんが作る手料理が一番食べたい。」って答えるやろうなー。あー食べたい母の味!

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