イギリスのほとんどの学校がこの月曜日からハーフターム(中休み)に入る。
私が働く学校は先週から2週間のハーフタームに入っており、もしやロックダウンという場合を想定して、11月第一週目はオンライン授業に切り替える準備も整えている。
コロナ情勢がここまで長期化するとは去年の2月には想像もつかなかった。いつになったら収束していくのだろうか? ほんまに1日も早く終わってほしい!
ここにきて先週は夫がコロナ検査を受けて自宅待機になった。夫が住むオーストラリアのキャンベラは過去103日の間コロナフリー。でも先週の月曜日にスタッフの一人がシドニーに出張し、その後発熱した為に夫の職場のチーム全員に検査命令が出て自宅待機の要請が下った。
幸い検査結果は陰性だったけれども、その同じ日に今度は先週からインターンシップが始まった長女にも翌日は自宅勤務をするようにと会社から電話が入った。インターンの指導をしているスタッフが、先週コロナの検査結果を受けて陰性だったけれども、コロナの症状が出てきたので至急再検査する事になり、その結果が出るまで彼女と濃厚接触をした人は全員自宅勤務に切り替える事になったからだ。
同僚の甥っ子は、親元を離れ大学の学生寮に入った二日後に同じ階下の学生のコロナの陽性が発覚し、いきなり自分の部屋での二週間の隔離生活に突入。残り一週間になったところで別の学生の検査結果が陽性だったので、その日を数えてさらに2週間の自室隔離生活を送るはめになっている。
大学の学生寮によっては、暖かい学食は出ず、栄養価のほとんどないビスケットやカップ麺を配っているというのもニュースで読んだ。これで家族や友達に会えなかったら、たまらん!
今は別の世帯に住んでる者同士が外食をする場合は、野外じゃないとできない。でも家族でレストランに行くと、どう見ても同じ家に住んでなさそうな人たちが室内で会食している。ビジネスだったら六人までの会食は許可されているというのもの矛盾しているし!
今年はハロウェーンはどうなるんだろうか。子供達が楽しみにしているトリックオアトリートはできないだろう。イギリスの首相は「クリスマスは家族で迎えられうようにしていたい」と言っているけれども、本当にこれだけはそうなっていてほしい。実際イギリス政府のアドバイスは一貫性に欠け、これを真に受け止めている人は周りにもとても少ないが、人は先に楽しみがないとやる気が萎えてくる。
次女は来年の九月からポルトガルの大学に一年留学が決まっているが、彼女曰く「残念やけれども、一応キャンセルになる心の準備はできている。でも最後の最後まで望みは捨てない。」と言っている。
東京オリンピックの動向も、いまいちはっきりしてない。その為に人生をかけて鍛えてきたアスリートの心を思うと、本当にやるせ無く思う。でもここで望みを捨てたらあかん!
今の現状は世界中の人々に大なり小なり何かの影響を及ぼしている。私自身はコロナが流行してから、自分のできる範囲で気をつけていて、あとは恐怖に飲み込まれないように意識は他にむけてきた。
今日はなんかぶつぶつ言ってしまったけれども、でもこんな今だからこそいつも以上に小さな楽しみを見つけて生きていくのが大事だと再認識している。いつか旅行に行きたい所を探したり、いい本を読んだり、お笑い番組でもみながら、笑って生きて行くのが一番大切だと思う。