みんな頑張ってる。

日本ではまた緊急非常宣言が出された。

大阪でレストランバーを経営している私の弟。通常ならお昼と夕方から翌朝5時ごろまで営業している弟のお店も営業時間を大まかに削り、2月7日までは夜は午後16時から20時までの短縮営業をするはめになった。

多くの飲食業界で働いている人と同様、弟も方向転換をして今はお持ち帰りで勝負をしている。

先日人気メニューのフィッシュアンドチップス、チキンバーガーに加えて特製日替わり弁当をインスタにあげていた。

なんとそのお弁当はひとつ600円、物価高のロンドンでは考えられない低価格だ。

この価格で美味しいお弁当が買えるのなら、私は毎日買うやろうし、友達にも自信を持ってすすめることができる。そして外国人のお客さんが多い弟のお店だけにフィッシュアンドチップスは喜んでもらえてると思う。

「弟よ~、そして飲食業界で働いておられる方々、必ずいい時が戻ってくるので今の時期を頑張って乗り越えていって~!!!」 大阪の人もどうぞ応援お願いいたします。(viento_shinsaibashi )

こうして頑張っているのはもちろんどこでも同じ事だと思う。

先日もファーマーズマーケットに行く途中、Notting Hill Arts Clubをみて感激した。

Notting Hill Arts Clubはその名のとうり通常はクラブ。でも営業規制がかかっている今はThe  Hatchという名で店頭でコーヒー、紅茶や甘いものを売っている。セールスポイントはお客さんがコーヒーを注文して出来上がりを待っている間、お客さんの好きな音楽をリクエストでかけてくれて聴けるところ。

The Hatch

いきな考えとフレンドリーなスタッフ。そしてそんな地域のコミュニティーを応援しようといろんな人がコーヒーを買いに来ていて、いつ通ってもその小さなお店の前には行列ができている。

我が家が時々注文するシナモンロールを作って配達してくれるBuns From Homeも素晴らしい。

これもコロナ禍の中で生まれたアイデアだ。去年の春のロックダウンの間、実家のキッチンからシナモンロールを作って出前のみで営業していたBuns From Home。自分で広告を作りまずは近所にチラシを配って営業活動を始めたものの、瞬く間に人気を集めた。そしてクラウドソーシングで資金作りができた今では小さなお店をPortobelloに構えるまでに成長した。

ご近所さんの情報サイトnextdoorにもプロじゃないけれども得意な料理を生かして、家庭のインド料理やケーキを売っている人の情報を時々見かけるし、こちらも頼んでみようという気にもなる。

とここまで書いたら、大阪の弟から電話が入った。

「いろいろと大変な中できることをやっている。去年のクリスマスにたくさんのお客さんがローストチキンの注文をしてくださってせっせと料理をしている時、久々に料理をしている喜びを感じたし、もっともっと人に喜んでもらえるものを作っていきたい、大変な今だからこそチャンスも見える。」とポジテッブなことを言っていた弟、これをきいて嬉しくなった私。

ほんとどんな時にも見方を変えたら、何か光るものが見えてくるもんやね。

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