フランスに行きたい!

最近やたらとフランスに行きたいと思うようになった。南フランス、中部フランス、南西フランスとにかくどこでもいいからフランスの田舎をゆっくりと旅をして、美味しい物を食べに行きたい。

私の好きなYou Tube番組 ‘フランスパロディ’ なんかを見ているとその気持ちは更に高まってくる。そこで見られるフランス人の食卓シーンは最高。家族や友人と手作りの食べ物を味わいながらワイン片手におしゃべりを楽しむ光景、キノコ狩りをして、取ってきたキノコを乾燥してからリゾットに使ったり、自宅の庭でなったりんごをアルミホイルに包んで暖炉で焼いてクリームをかけてデザートに食べたりと素敵な光景がいっぱい。

もちろんどの国にも同じようにオルガニックな生活を楽しんでいる人は多いとはわかっているけれども、私にとっては理想の生活を送っている人がフランスには多い事が事実なのを知ってるだけに、ますます憧れてくる。

いつかパリ郊外に住む友人Gを秋に訪ねた時、彼女の自宅近くを散歩していたら大量の栗が落ちていた。みんなでそれらの栗を拾い集め、その後彼女の家に戻ってすぐに栗のスープを作った事がある。心も胃も満たされてすごく幸せな気分になったのを思い出す。

先日フランス人の友達MBから「いつもブログを読んでるよ」とメッセージがきた。MBはママ友でもう18年のお付き合い。彼女とは時々一緒に料理を教えあったり、熱く教育論や世界情勢を語る仲。いろんな子育ての仕方があるが、この友人は本当に暖かいお母さんで、もう成人した子供たちもそれぞれどんなに忙しくても家族で共に食事をする時間を大切にしている。

私はこの食卓の文化である料理、食事、ワイン、食事での会話がフランス文化の魅力の一つだと思う。

今日古いノートを見ていたら、MBに教えてもらったフランス料理ブランケットのレシピが出てきた。フランスでは一度だけビストロのメニューに載ってたのを見たことがあるが、これは家庭料理の定番中の定番だと言われている。

ブランケット・ド・ヴォーは仔牛の煮込みの事で、鶏肉や豚肉を使う事もある。名前のブランケットはフランス語で白という意味のブロン、ブロンシュからきている。

作り方は、まず熱々のバターで塩、胡椒をして、一口サイズに切った仔牛肉を炒める。お肉に火が通ると別のお皿にお肉を取り出し、今度は同じフライパンでみじん切りにした玉ねぎを炒める。玉ねぎがアメ色に炒まったらそこにお水、ベイリーフ、チキンストックを加えてソースを煮詰めていく。別のお鍋にバターと小麦粉を入れてルーを作る。そこに玉ねぎソースを少しずつかき混ぜながら入れいく。更に水を入れて最後にクリームを入れて味を整える。MBいわく、にんじん、白ネギ、じゃがいもをいれる事もあるらしい。

付け合わせにはバターライスが最高。ブランケットはなぜか春らしさを感じる一品だ。

今はまだ遠いフランスだけれども、近い将来また行ける事を願って近々ブランケットを作ってみよう。Merci beaucoup, MB!

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