ロンドンに住んでもう長いけれども、まだまだ行ったことがないエリアもたくさんある。
天気が良かった先週末には新しいエリアを求めて、ロンドン東部に向かった。
うちの最寄りの駅Lancaster Gateから地下鉄でBankまで行ってそこから出発。古い歴史を感じさせてくれるCity of Londonだけあって、近代的なビルの狭間に時々スペインやフランスで見られるような石畳の小道が現れて、そんな時はちょっとした旅行気分にさせてくれる。ロンクダウンで動けない状態が続いた身には嬉しい限りだ。
まず向かった先はSt Dunstan in the East。元々は1100年に建てられた教会。その後も増築されたが1666年に起こったロンドン大火事でかなりのダメージを受け、タワーなど増築、修理をされたものの、また第二次世界大戦で戦火に見舞われタワーを残し大部分が破壊された。
今では廃墟から公共の庭園として生まれ変わり市民の憩いの場にもなっている。
アーチ型の窓枠や、石造りの壁、青々とした樹木がとても美しい。
そのからどんどんテームズ川北岸を川に沿って歩いていくとSt. Katharine Docks についた。
「えっロンドンにこんなヨットが停泊するマリーナがあったん?」
かつてはスパイスやお茶などの高級品を扱う交易ドックだったもののその後衰廃し、再びお洒落なレストランやカフェが並ぶ観光地に変身したSt Katharine Docks。絶対におすすめの場所。
マリーナの周りに軒を並べるレストランやカフェ。角度を変えて見たら、ここは絶対に南フランスに見える。外のテーブルでランチをしていたら、目の前のヨットでシャンパーンを片手に日焼けを楽しんでいる人たちが見えた。ここはほんまにロンドンと違う!水のある場所っていいな~
その後かつての古い倉庫街が今やお洒落な住宅街に生まれかわったWappingエリアを散歩。
テームズ川ぞいにあるマンションのバルコニーにはみんなテーブルと椅子が置いてある。
この辺りは金融街が近いので銀行で働く人たちが住んでいるのかな?
対岸のBermondseyにある小さなビーチが見えた。同じ街に住んでいながらも日々見てるものが本当に違うな~。この辺りには昔船乗りや密売商人が集まっていたThe Prospect of Whitbyのような古くから続くパブもあるので、下調べして予約をしていったら古い時代のロンドンをゆっくり味わうこともできるはず。
最後にLime houseからRegent’s CanalをVictoria Parkまで運河の横をずっと歩き続けた。
Victoria Parkではピクニックを楽しむ人でいっぱい。世界各国の屋台も出ていて珍しくウズベキスタンのお店もある。中でもフィリピン、アフガニスタンのバーベキュからはめちゃくちゃいい匂いがしてくる!こんな時のために一口サイズを売ってくれてたらいいのにね~。
この日は14、3キロ歩いたことになる。でも緑豊かなロンドンを歩くには疲れはあまり感じない。それに普段と違う事をするって大事なね~!