6月に入ってから一気に夏に入ったロンドン、今週の週末も快晴が続いた。
後1週間で全ての規制がとけ、野外で30人以上の会合もOK、ナイトクラブもオープンする予定だった。けれどもここにきて今日あと4週間,7月19日までは今と同じ規制が続く事が決定。
私が働く学校では21日以降には全校生一斉で遠足、野外パーティー、スポーツデーが予定されているけれども、これもまた中止、延期になるのかな?
去年の夏ケンブリッジ大学を卒業した長女は、大学から「ゲストを迎えての卒業式は2021年まで延期します」と言われた。1年たった今、今度は「ゲストなしでいい人は来週卒業式を行います。ゲストを招待したいのなら秋まで待ってください」と通知が来て、先週学位証明書だけが郵送されてきた。
今年卒業する学生もいるし、これ以上待っていたらなんか卒業した実感が湧かないままの卒業になってしまう。唯一大学生活終了の証にオンラインで彼女のカレッジの学長が短い祝辞を述べて、これもまたズームで学生の家族と共に写真撮影が行われた。
イギリスの大学は学生が正装のガウンを着て厳かに行われる。外国人の私はこれを見るのをすごく楽しみにしていたし、当初はオーストラリアから孫の晴れ姿を見に義父も来る予定であっただけに、それができずにすごく残念。
新型ウイルスのせいで楽しみにしていた修学旅行、短期留学、体育祭、演劇が中止になったり、学生生活の楽しみが半減した世代にはとても気の毒に思う。若者の間では大学に進学する前や卒業後社会人になる前にギャップイヤーを取って1年間アルバイトをしてから長期旅行をしたり、インターンとして働くのが人気だけれども、特に今年はほぼどこにも行けないのが実情!
先月だったかイギリス政府が提示した旅行後自宅隔離をしないでいい国のリストに日本とオーストラリアが加わった。これには笑わされる、今日本もオーストラリアもイギリスからの旅行者は受け入れていないし、来てもらいたくないはず。オーストラリアの国境は来年2022年の6月までは事実上封鎖されている。イギリス近郊で帰国後自宅隔離をしなくていいのはポルトガルとイスラエルだけだった。でもここにきてポルトガルはまたリストから外されたし、イスラエルは今政情不安定なので今年はイスラエルに行く人は少ないと思う。
今外国旅行をするには行き、帰りにPCR検査をした上に帰国後何日か自宅隔離をしなければならない。私の長女もそれを覚悟で今ギリシャ旅行をしている。友人家族が別荘を持っているので宿泊費はいらないが、航空券とPCR検査代で通常以上に割高な出費になっている。
さて今年の夏休みはどうなるのかな? 私の周りはまだ夏の予定を決めかねている人が結構いる。自分の実家や家がある人は自宅隔離ができるので故郷に戻れるけれども、旅行者の場合各国の規制緩和を見守っている状態。噂では8月になれば規制が大幅に緩和されて、イタリアやギリシャ辺りは観光客を歓迎するって聞くが、どうだろうか?
あ~また大阪が遠く感じる。今度はいつ宇治金時のかき氷、わらび餅が食べれるんやろ~。
しばらくはお預け、また延期!