東京オリンピックを見ながら思う事

東京オリンピックが始まって1週間がたった。ここにきて日々日本人アスリートの大活躍に目を見張っている毎日で、メダルの一覧表を見ていて日本が第一位になった時は大喜び!

その中でもスケートボードの堀米雄斗と西矢椛、体操体操男子総合の橋本大輝のパフォーマンスには大感激。みんなが自分の子供の世代だからか、その辿ってきた道のりが想像できるだけに感激もひとしおだった。特に西矢椛ちゃんはまだ13歳という若さ、この10年間私がボーッと生きていた間に彼女は大好きな事をして夢を見つけて、夢実現にむけてひたすらに頑張ってきていた。試合後彼女は「ご褒美には焼肉が食べたい」と言っているところもとても自然体でいい感じ。

当たり前だけれどもアスリート達はオリンピック選手になるまでに長く厳しい練習人生を通ってきている。私は子を持つ親としてそこにアスリートを支えた周りの人間、特に親のサポートは軒並みならぬものだったことを、同じようにスポーツや音楽をしている子を全力でサポートしている友人達を近くに見てきて痛感している。

昨日も娘がフェンシングをしている友達とお茶をしていてその話になった。友人Sの次女はある時はアメリカのジュニアフェンシン界でランクング第17位まで上りつめたけれども、その後右肩を骨折してしまって練習ができなくなりその年はオリンピックの夢が遠のいてしまった。

今やっと練習が再開できるようになってひたすら練習を重ねているけれども、ランクを上げていくには試合をし続けていかなければならず、その為国外であろうと友人が彼女の娘をいろんなところに連れて行って試合に参加している。

まさに親子、二人三脚で頑張ってきている状態。

だからか今回のオリンピックではアスリートの親の事をよく考える。柔道の阿部一二三と阿部詩の兄妹が同じ日に金メダル獲得した時の彼らのご両親、ご家族の感激と言ったら最高のものだったに違いない!ほんまにすごい!

オリンピックを見ていて長女に「あーなんでもっとスポーツに力入れてくれへんだん」と言われてしまった。運動神経がいい長女はどんなスポーツもそこそこのレベルでプレーでき、学校の代表選手としていろんな試合に出てきたので、もしかしたらと思わせる可能性は少しはあったかも!? 夫も長女に「あーテニスをやらせてたらよかったね」と思ったことは何度かある。

まあ今になってはすべて後の祭りだけれどもね。

そお言えば私の弟も若い頃「自分は結構ラグビーができたから、もし親のサポートがあってあのまま続けていたらプロになれてたかも」って言ってたことがあったけ! 

今オリンピックを見ながらこんな思いを持ってる人は結構いるんやろーね。

とにかく今しばらく続くオリンピック、アスリートの快挙を見るのが楽しみだ。

と言っても今までのオリンピックはロンドン大会を除いてはいつも夏休み中、日本にいてテレビ観戦をしてきたので日本人選手を中心に見てきた。でも今年はロンドンでテレビ観戦しているので見れるのもイギリス選手が参加している競技が中心、と言うかそれしか見れない状態。

その上オリンピックを放送するBBCは今回の東京大会ではいろんな競技の放送権が取れなかったので、イギリスでは見たくても見れない競技がたくさんある。

あっ今イギリス選手の金メダルのニュースが入ってきた! 女子自転車BMX レースでイギリス人のBethany Shrieverが金メダルをとった。

この人はリオオリンピック後にサポート資金が止まり、この5年間はクラウドファウンディングと学校勤務で練習資金を作ってきた。「ここにこれただけでも偉業なのに、メダル獲得、それも金メダルなんて最高」と言っている彼女が眩しく見える。ほんまにそうや!

これだからオリンピックはすごい、見ている側までパワーをもらえる。ここしばらくはアスリートの奮闘に心熱くしながら観る日が続きそうや!

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