エジンバラ、フリンジフェスティバル 

今年の夏は娘達と三人でスコットランドに電車で行ってきた。計画当初は北のハイランド行きを計画していたものの、スコットランド行きを決めたのが急だったので、行きたかったフォートウイリアムズやオベインでは手頃な価格の宿が全然見つけられずじまい。宿はあっても私達とは値段的に縁のないホテルやAir BandBかまたは「えーっこんなレベルでこの価格?」と思わせるような物件ばかり。

英国ではコロナ禍のこの夏、海外旅行から国内旅行に切り替える人が多く人気のスコットランドやイギリス南西部のコーンウォール、ドーセットでは、ホテル探しは難しいとは聞いていたものの宿探しを始めてこれを実感。

それじゃあグラスゴー、エジンバラ、スターリンをベースにしていろいろ回る事に決めたもののこれが予想以上に良かった。

私は英国に来た当時、スコットランドのエジンバラに約2ヶ月間住んでいた事があるけれども、それは冬で、その後エジンバラを訪ねた時はやっぱりいつも秋か冬。今回夏の、それもお天気に恵まれたエジンバラが見れてその美しさにとても感動した。

フリンジフェスティバルのプログラム

8月のエジンバラはフリンジフェスティバルの真っ最中。フリンジフェスティバルはプロ、アマチュア、有名無名関係なく自分で登録料と参加費を払って会場を見つけたら誰でも公演できる芸術祭で、演劇、ミュージカル、コメディー、ダンス、音楽といろんなジャンルのパフォーマンスを見る事ができる。

屋外にも舞台やカフェ、屋台があったり、劇関係者、時には俳優、女優が直接聴衆を呼び込もうとチラシを配ったりとなんか雰囲気がとてもいい。今年は例年よりも規模縮小で上演されているらしいけれども面白そうな作品はチケットがすぐに売り切れ状態。長女の大学時代の演劇仲間も公演中だったけれども、つてを使ってもチケットは取れなかった。プログラムを見ていると日本人女性のコメディアンも出ている。外国語でお笑いをとるのってすごい!見たかったものの日にちが合わない。まだ見ぬ彼女のショーが成功しますように!

結局娘がピアノの弾き語りで、シンガーJeremy SassoonのMusic of Jewish Origin名付けてMOJOのチケットを取ってくれて私は人生初のエジンバラ、フリンジフェスティバルを楽しむ事ができた。

エジンバラ城が綺麗

フリンジフェスティバルの良さはチケットがお手頃なのと、気に行った作品があれば売り切れじゃないかぎり1日にいくつもショーを気軽に見れる事。

中世の街並みが素敵なエジンバラには15分も歩くと見晴らしのいい丘に登って、向かいにある有名な丘アーサーズシートや遠くの海を眺める事ができるし、市内から30分歩くと川と大木に挟まれた村にも行く事ができる。

青空の下を歩きながら、まだ英語が上手に話せず時々バスを乗り間違えて真冬の寒い夜をさまよった、34年前にエジンバラにいた自分自身に「よう頑張ったね」と声をかけ「やっぱりこの美しい街が好きやわ」と一人納得した。

アーサーズシート

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