先週の週末にルーマニア人の友人姉妹MとDを夕食に招待して和食を作った。
その日の献立はサーモン寿司丼、椎茸、にんじん、こんにゃくの白あえ、ほうれん草のおひたし、カブとツナの和物、ムール貝のお味噌汁。かなり純粋家庭料理で、彼女たちにとっては初めての味だったので友人の口に合うかどうかわからなかったけれども、二人共食べるわ、食べるわすごく喜んで食べてくれた。
やっぱりいろんな国の料理を食べてきているMとDだし、最近では日本食の基本の味を知っている人が多くなってきているので、お寿司や天ぷら以外の和食の味も受けいられてきているんだろう。
日本人の私が和食が一番美味しいと思うのは当然だけれども、外国人の中にも日本食が一番大好きというようなコメントを耳にする事もよくある。友人の中でもそんな人が何人もいるし、子供たちの中にもお寿司フアンがとても多い。
この間も私が働く学校の五年生達と好きな食べ物の話をしていたら「お寿司のサーモン、きゅうり、アボカド巻きが一番好き」という子が何人かいたし、私のクラスの中国人の児童は「一番好きな食べ物は照り焼きサーモン」と言っていた。
ロンドンにいる友人達に一番よく聞かれる和食のレシピはナスの田楽。田楽味噌はじわじわと人気が出てきている気がする。そお言えば最近かき揚げや揚げ出し豆腐の作り方もきかれたかな?
和食好きの家庭ではサーモンの照り焼きなんかは、日本人家庭がイタリア料理を作るようにどんどん作られているし、ラーメン作りに挑戦している人が多いのは、いつも行くファーマーズマーケットでなめこを売っている人が言っていた。
オーストラリアに住む夫は近くの図書館から和食のレシピ本を2冊借りてきて、新しい事を発見すると子供のようにはしゃぎながら報告してくる。
これって嬉しい事やね!
他の国の食生活を批判するつもりはないが、学生時代に夕食ではなくおやつとして唐揚げ、コロッケ、たこ焼きやお好み焼き、ビビンバなんかを口にできていた食環境にいてた身にとって、北ヨーロッパの間食文化はあありにも質素で気の毒と思ってしまうことがあるのも本音。
ロンドンにはいろんな国のストリートフードがあるのは確かだけれども、あまりに値がはるので学生が毎日買うようなおやつにはなれない。
ここでも大阪にあるような、おばちゃんが店頭であげているような美味しくて安いコロッケが買えたら大繁盛するはずやのに!
とにかく今週は家に食材が揃っていたので、簡単すき焼き、サーモンの押し寿司、お好み焼き、長芋のトロトロやき、ゴボウの金平、豚汁と和食のオンパレードが続き、娘と二人、大満足な食生活をおくれた。
ロックダウン中に「お弁当やさんを始めようかな」と思った事があるけれども、最近その思いが徐々に強くなっていているのも確か。今年の課題はこの思いがどこまで伸びるか、いろいろと勉強していく事。和食の人気があるからこそできなくはない、可能性はある。
和食人気、ほんまに有難い事や!