先週は人生初で、小学5年生と6年生の修学旅行の引率に行ってきた。
行き先はイギリス南部に位置するワイト島。ロンドンからバスでサウスハンプトンに行き、そこでフェリーに乗り換えて片道3時間半の道のりだ。
通常修学旅行の引率は、朝から晩まで子供の世話をしなければならないので、なるべく行きたくないのが先生の本音。私も最初引率を頼まれた時は、これは疲れるなと思ったけれども、気を改めてとにかく子供と一緒に楽しもうと決意。そして蓋を開けていざ修学旅行が始まったら、楽しい、楽しい。やっぱり日常を変えて、外の空気に触れる事でみんなの気分が高まるからすごい。
ワイト島は修学旅行=Residential Tripの行き先にふさわしい場所なのか、数々のイベント、アクティビィティーができる場所が揃っている。
地理や歴史などの学習に焦点を当てたコースもある中、今回はテーマパーク、アクアパーク、モンキーパーク、サーフィン、ミニゴルフにディスコと楽しさ盛りだくさんの日程で、去年はコロナ禍で修学旅行に行けなかった今年の6年生にとっては最高の修学旅行だったに違いない。
泊まった宿は、中庭を挟んで家が12棟あり、各家キッチンやリビングルームがついている。
私は5人の子供と家をシェア、私1人のベッドルーム、トイレとシャワーもついていてすごく快適なお部屋だった。
一応夜9時半の消灯が建前になっていたけれども、そんなの無理無理。ゲームにおしゃべりとお友達時間をたっぷり満喫できるように私なりに理解を示し「10時半には寝てよ!」と言っていたものの、テンションが上がっていた子供たちななかな寝れない。やっとみんな寝たかなと思ったところ、誰かが私の名前を呼ぶ、それが11時半、12時、そして12時半と続いた時は私もさすがに疲れてきた。
でもホームシックで眠れない、暗いのが怖い、クモがいて怖いと言われるとほんとにまだまだ幼い子供達だと痛感し、我が子もこうだったんだろうかと思ったりもする。
今回の修学旅行、私も子供達と一緒にウエットスーツを着てアクアパークを満喫、ちょと怖かったけれども子供たちの激励を受けて急勾配の滑り台を滑ったり、水遊びをして子供と一緒にゲラゲラ笑ったり私も童心に戻ったような時間を過ごさせてもらった。
ただ一つの欠点といえば、食事。
はっきりと言ってほんとにまずかった。昔イギリス料理はまずい料理が多いとよく言われていたけれども、まさにあの頃に経験した味!チリコンカルネ、トマトとチキンのパスタ、チキンカレー、ジャケットポテト。ソースが変わっても中で使われているチキンと野菜は冷凍食品で毎日同じ。それと毎日ランチには宿が作るサンドウイッチ、それがまた安物のほぼ味がしないパンとマーガリンにハムとチーズ。
何人かの子供は私に助けて~と言う視線を送ってくる。キッチンにお願いしてその子たちにはソースなしのパスタ、ライスだけを用意してもらう。
サンドウイッチもまずいから、ランチにはポテトチップだけですませる子がいたり。中でも中華や日本料理が好きな子供たちは「こんなライス食べられへーん、早くお寿司が食べたい」と毎日言ってくる始末。
でもみんなこおやって日々家で家族が作ってくれる料理への有り難みを感じるんやろうね!
引率した私がこんなに楽しかったから、子供たちにはすごく楽しい時間だったに違いない。
早速来年も参加しまーすと先手を打っておいた。