ドゥブロブニック

クロアチアのドゥブロブニックに小旅行に行ってきた。

海とビーチを目的にした今回の旅、町の至るところから、コバルトブルーのアドリア海が顔を出し、ビーチが点在しているドゥブロブニックは、それを楽しむにはぴったりの町だった。

世界遺産に登録されている、中世の城壁都市である旧市街は、アドリア海の真珠とも言われているだけあって、美しい街並みを誇り、ドゥブロブニックは今や地中海でも有数の人気の観光地になっている。

ドゥブロブニックにはビーチがたくさんあり、私たちもいろんなビーチに行って海を楽しんだ。

穏やかな地中海では、子供からお年寄りまで、いろんな人が海水浴を楽しんでいる。

午後に1人でビーチに来て泳いでる人、おばあちゃん達がまるでお風呂にでもつかっているように、海の中でお友達とおしゃべりしていたり、子供がはしゃいで遊んでたり、カップルが仲良く泳いでいたりと、どの人も海を満喫している。

この街の印象は、さすがに観光都市だけあって、サービス業界で働く人々は、みんな上手に英語を話す事。特にウエイター、ウエイトレスはどこに行っても気持ちがいいぐらいフレンドリー。おそらくクロアチア語を話せる外国人が少ないこともあって、外国語習得は必須なんだろうけれども、いつもいつもこちらは英語で話しかけてばかりで、なんか申し訳なかった。

ビーチにいれば、英語、スペイン語、イタリア語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語と様々な言語が飛び交う。もちろんスラブ系の言葉を話している人もいたけれども、誰がクロアチア人かモンテネグロ人かは私達には全くわからない。

どこを歩いてもアメリカ人、オーストラリア人がいるし、韓国人ツーリストも多かった。まあ英語が世界をつないでくれるので、英語でのコミニュケーションは必須やね!でもせめて挨拶の言葉はもっとクロアチア語を使うべきやったなーと少し悔やんだりする。

ただ事前に聞いてたものの、あまりの物価の高さに驚いた。ベルギーに行った時も物価の高さに驚いたけれども、ドゥブロブニックはそれ以上だ。

ビーチで小さなペットボトルの水を買ったら5ユーロ(約780円)払うはめになったし、アイスコーヒーは、ほぼどこに行っても1杯7から8ユーロ(約1100円から1250円)した。

海の横の見晴らしのいいカフェで、スプライト3つを注文したら、17ユーロ(約2650円)も払った。まあすべては場所代と思って、納得しないとね!

でもこれだけ物価高なら、一体クロアチア人の平均給料はいくらなんやろ? イギリス人の平均給料より高いんだろうか? よくよく観察していたら、ちょっと評判のいいレストランではクロアチア人らしき人はいなかった。カフェ以外はいつも外国人ばかりだったような気がする。

聞くところによると、首都のザグレブの物価はドゥブロブニックほど高くはないらしい、だからドゥブロブニックは観光地の料金やねんね!

もう一つ、事前に聞いていたのは、食べ物がいまいちパッとしないとう事。レストランのメニューは、どこでもあるような平均的なイタリア料理とバーガーのお店が多かった。海辺の街だから、シーフードが美味しいと言われているものの、大きなスーパーに行っても魚介類は売っていないし、地元民はどこで魚を買うんだろうか? 朝市に行ったものの、10時半を回っていたので、魚屋さんは見当たらなかった。

クロアチアの歴史は、古代ローマ、ギリシャ時代からほんの最近まで、ヴェネチア共和国、オスマン帝国、オーストリア・ハンガリー帝国、フランスといつも他国の影響、支配下にあったので、食文化も他国の影響を受けている。特にドゥブロブニックはイタリアとトルコ、ギリシャ料理の影響はを受けているかな? 街にはピッザテリアが多いし、パン屋さんに行くと、トルコやギリシャで人気のパイ生地で包まれたポテトやほうれん草、チーズのボーレッキが売られている。

それでも、なんやかんや言いながらドゥブロブニックの名物料理とされているイカ墨リゾットと、チェヴァブチッチと呼ばれるソーセージも食べる事ができたので、私は大満足。

イカ墨リゾット
チェヴァブチッチ

何よりも、美しい旧市街、フレンドリーな人々、碧海の海、潮風に包まれ、幸せな時間を過ごす事ができて、本当に有難い。Hvala (フヴァラ)Croatia!

 

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