以前より一層韓国ドラマにはまってしまっている私。
目下ハーフタームホリデー中とあり、自制心のない自分を再発見するほど、いつもより多く韓国ドラマを見てしまう、見てしまう!
愛の不時着を見て以来韓国ドラマにはまり出したアイルランド人の同僚が、熱心に他の同僚に韓国ドラマの話をするので、1人また1人と韓国ドラマを見出しているのが私の職場。
この人は多分韓国ドラマを見てないやろうなーと思う同僚すら、セントルシア出身のお母さんとお姉さんが熱烈な韓国ドラマフアンと言ってたし、インスタグラムには、ナイジェリア人が作った韓国ドラマを知った後に自分の彼氏に求める動画が載っていたり、Netflixがある限り、韓国ドラマフアンは世界中で増え続けているんやろうね。
アイルランド人の同僚は「家の近くのグランドを歩いてたら、サッカーボールが自分の近くに飛んできたので、拾ってボールを渡したら、めちゃくちゃハンサムな韓国人の男性が有難うって笑顔で手を振ってくれて、もうそれだけで1日めっちゃハッピーな気分やったわ~」って嬉しそうに言っていた。
今はこんな世界になったんやね!
私は韓国ドラマの食事シーンが好きだ。
そして韓国ドラマを見ていると、無性にジャージャー麺が食べたくなる。
インスタントラーメンを食べているシーンも多いけれども、ジャージャー麺を食べているシーンは、いかにジャージャー麺が庶民に愛されているかがよくわかる。みんな美味しそうに麺をすすっていて、これを機ににジャージャー麺を食べだす人も多いはず。
ジャージャー麺は韓国式中華料理。その起源は中国山東省や中国北部の家庭料理で、1883年に山東省から韓国にやってきた中国人労働者の人達が、韓国で手に入る材料で作った麺が韓国でのジャージャー麺の始まり。中国ではやチャーチアンミェンと呼ばれていて、日本も含め、香港、台湾でもそれぞれのバージョンで存在する人気の麺料理だ。
韓国のジャージャー麺はカタカナ表記にするとチャジャンミョン。チャンジャンと呼ばれる黒味噌で炒め、片栗粉でとろみをつけたソースが麺にかかっている。具には豚肉、玉ねぎ、ネギなどが使われているが、韓国ドラマの中ではシーフードのジャージャー麺も出てきたこともある。
ジャージャー麺は庶民の代表的な外食メニューとして、また卒業式など特別な日に食べられる食べものとして定着していったようだ。
中国でも韓国ドラマの影響でジャージャー麺が知られて、中にはジャージャー麺は中国ではなくて、韓国の食べ物と認識する人もいるとか?
とにかく私も触発されて、何回かインスタントのジャージャー麺を買って作ってみた。
うん、ハマる味。そして休みに入った今週は韓国人が作るジャージャー麺が食べたくて、やっと念願のジャージャー麺を食べに行ってきた。
こうしてまた新しい外国の味が世界に広まっていく。
そう言えば先週娘がオックスフォード郊外にある典型的なイギリス人家庭のお宅に、家庭教師として伺った時、お昼にピザとキムチをご馳走になったと言っていた。キムチは韓国食材店で売っているようなものではなく、イギリスのデリで作られてものだったそう。
キムチ、ジャージャー麺、韓国式ホットドック、韓国食はこれからますます人気が出てくるんだろう。日本ではアニメが、韓国では韓国ドラマやK-Popが世界をつなげてくれている。
こうして今夜も、世界中の韓国ドラマフアンと共に心はソウルに飛んでいく私、アンニョン!