昨日友人家族と食事をしている時、有名人のことが話題にのぼった。
南アフリカ人の友人Aは結構いろんな有名人にあっている。
「よくジムでオーストラリア人のモデルElle Macphersonを見かけた。」
「昔、主人の職場関係の晩餐会で、光栄にもNelson Mandelaさんにあえてめちゃくちゃ嬉しかった!」他いろんな逸話を持っている。
うちの長女は「アルバイトでベビーシッターをしている子供の、学校のお迎えに行った時、隣に俳優のHugh Grantがいてた。彼も自分の子供を待っていたみたい。」と言う。
次女にもエピソードがある。彼女の大好きな俳優「Theo Jamesが近くのカフェにいる」と言うメッセージを友達から受け取り、Theoを一目見るために一目散にそのカフェに向かって走り出し、運良く立ち去ろうとしているTheoを見ることができ、写真も取れたらしい。
やっぱりみんなそれぞれ有名人を目撃してるんやね。
確かに首都に住んでいるからか、時々有名、著名人を見かけることがある。
といっても東京に住んでる時は、一度もそんな経験をしたことがなかったかな?
大阪にいる時は、なんば界隈でお笑い芸人を見かけただけ。笑福亭鶴瓶が立ち食いラーメンを食べているのをみかけたけれども、あまりにも場に馴染んだ光景だったので、有名人をみて感激すると言うより「わーあんたここにおったん!」と思ったぐらいだった。
いくら有名人が近くにいても、見てる当人がその人の有名度を認識していないと意味はないし、いつも見ているあの人が、実はその業界では超有名ってことだってある。
昔アルゼンチン人の友人Fに聞いた話しを思い出す。
彼女はご主人の転勤にともないニューヨークに住むことになり、英語学校に通い出した。彼女のクラスにはめちゃくちゃ気さくなスペイン人男性がいて、同じスペイン語のネイティブどうし、二人は意気投合しあった。
ある日、その彼が友人Fと彼女のご主人をホームパーティーに招待。友人夫妻にはその日、他の予定が入っていたので、彼女は15分だけ顔を出すことにし、嫌がるご主人を説得して、パーティー場についた。ドアが開いてホストが挨拶に現れた時、友人Fのご主人は「Oh Antonio Banderas」と驚きのあまり、叫んでしまったらしい。その時になってやっと友人 Fは、いつも学校でおしゃべりしている相手が、スペインだけではなく、ハリウッドにも進出して有名になった俳優のAntonio Banderasだと気づいたのだ。映画の中で見るAntonioは背が高く、がっしりして見えるけれども、いつも見てきた目の前のAntonioは、スペインの街で見かけるごく普通のスペイン男性の風貌をしていたから、彼女は自分の友達のAntonioが俳優のAntonio Banderasである事に全然きがつかなかったらしい。
私もロンドンで有名人を何回か見かけたことがある。映画館では俳優のJeremy Ironsが近くに座っていたし、イギリスで大人気のコメデイアンGraham Nortonもうちの近くで見かけた。自分の娘の学校のお迎えに来ていたDavid Beckhamも2回目撃。やっぱり、お洒落でカッコよく、さすがに存在感があった。
先日は90年代大人気だったロックバンド、オアシスのリードギターリスト、Noel Gallagherを家の近くのスーパーで見かけた。これには夫も同じ経験をしているが、Noel Gallagherは私と目があって、こちらがつい3秒ぐらい長く見てしまった後に、軽く会釈をしてくれた。夫も彼を見た時、一瞬、知った顔だけれども誰だったか思い出せず更に2、3秒相手を見ていたら、向こうから「Hi」と言ってきたらしい。こうなるとフレンドリーで親近感が湧いてくる!
日本人のお友達R子の経験は、スポーツジムのサウナで一人でゆっくりくつろいでいると、女優のKylie Minogueが入ってきた。挨拶しようかどうか悩んでいるうちにタイミングを逃し、結局お互い無言で狭いサウナの中に5分ぐらいふたりきりでいたらしい。
有名人であっても、プライベートの時間は尊重しないとね。
「ロンドナーはプライバシーのことをわきまえている人が多いから、ここは住みやすい。」ってあるアメリカ人男優が言っていた。
でもパパラッチが多いから有名人はどこにいても気が休まらないんじゃないかな?
最近ではいつどこで、誰に携帯で写真を取られているかわからないし!