今週はイギリスの学校のほとんどが中休み、いわゆるハーフタームだ。
思えば去年の2月のハーフタームホリデーには、日本から友達2人がロンドンに遊びにきてくれて1週間弱という短い時間をとても楽しく過ごした。
その頃のヨーロッパではコロナと言えばまだ中国を筆頭にアジア圏での問題という認識で、ロンドンの街を歩いていてもマスクをしているのは東アジアからの旅行者ぐらいだった。ロンドンに来る前に友達に「マスクをつけていたら病人と思われて敬遠されるかも知れんし、風邪でもない限りマスクはつけへん方がいいよ!」とアドバイスしたものだ。
先日その友達が「去年の2月にロンドンに行った時は誰もマスクをつけてへんかったのに、そのイギリスの方が今は先にワクチンの接種が始まったのね」と言っていた。
イギリス政府は初期の対コロナ対策が失敗したので予防接種だけは成功させたいと願っているんだろう。
とにかく去年の友達のロンドン観光、是非ロンドンでやってみたいことの1つがアフタヌーンティーに行くことだった。私もアフタヌーンティーが大好きだけれども高級ホテルでのアフタヌーンティーはかなり値がはる為、特別な時しか行くことがない。だから友達がくる前にちょっとリサーチ!
どのアフタヌーンティーもサービスの形式は同じ。はじめに出るサンドウィッチはきゅうり、卵、コロネーションチキンといってカレー味のチキン、スモークサーモン、ローストハムが主流で、次のスコーンはクロテットクリームにジャムがつき、最後に数々のミニケーキが出され、そこに自分の好きなお茶を注文する。内容の贅沢さや凝り具合の違いと場所、空間の演習の豪華さに対して料金が変わってくる。
最高級のホテルClaridges, The Rits, The SavoyやFortnum&Masonでのアフタヌーンティーは軽く1人当たり70ポンド( 約1万円 )以上し、シャンペーン付きだと80ポンド以上。でも超リッチな気分も味わえる。
ランクをひとつ下げた、でもまだまだ豪華なアフタヌーンティーならHotel Café Royal,
1人あたり55ポンドから65ポンドぐらいの料金設定。
でも高級ホテルじゃなくても充分に素敵なアフタヌーンティーを楽しめる場所も多い。私が時々友達と一緒に行くアフタヌーンティーはこじんまりとしたブテックホテルで、お値段も1人当たり25ポンド( 約3600円 )という設定。去年もサウスケンジントンにあるNumber Sixteenというブテックホテルでアフタヌーンティーをしたけれども、お庭またはお洒落な空間の中でアフタヌーンティーができ、おかわりやスタッフのサービスも充実していてすごくおすすめ。
他にもThe Wallace Collection や Victoria and Albertoなどのミュージアムカフェでのアフタヌーンティーも気軽でいい。
結局友人と行ったのは老舗のLandmark Hotel。ホテル内のWinter Gardensという天井が吹き抜けになっていて、椰子の木がある広々とした空間の中でゆるいピアノの演奏がバックにあったアフタヌーンティー。
イギリスの伝統文化であるアフタヌーンティーを、若い外国人のウエイターがすまし顔で説明してくれるのを見ていたらなんかおかしく思えてきたのを覚えている。
優雅な時間と美味しい紅茶をいただき私達はアフタヌーンティーをおおいに楽しんだ。おまけに友達にご馳走までしてもらって、私の喜びは倍増。有難う、えみこ、さえこ!
どこにも行けない今年の中休み、今度はいつアフタヌーンティーに行けるんやろー。せめて家でスコーンを焼いてスコーンと紅茶だけのクリームティーを楽しもうか。
そおいえば今日はパンケーキデイ!スコーンはお預けして今日はパンケーキを作ろーっと。