我が家では、次女がポルトガル語とスペイン語を勉強している事もあって私たち親子は毎日ラテンアメリカの音楽を聴いて、歌って踊っている。
コンピューターに向かっている時間が増えてる今、ラテン音楽に乗って体を動かすのは適度な運動にもなり、音楽を楽しむのと一石二鳥のメリット。
私は若い頃家族や友達の影響でSalsaやSamba、Bossa novaをよく聴いていた。まあ当たり前のことだけれども中南米には他にもたくさんの音楽のジャンルあって、最近また娘のおかげでまた奥が深いラテン音楽に魅了されている。
まずはSalsa。次女が言うにはSalsaはキューバ移民が1960年ごろニューヨークで作り出し、プエルトリコ人と共に形作っていった音楽。キューバ系、コロンビア系、プエルトリコ系があるらしいが、私が好きなのはMarc Anthony、Ruben Blades、Omara PortuondoそしてCelia Cruzなどの大御所。
軽く体を動かすにはもってこいのBachataはドメニカ共和国生まれのダンスミュージックで、ギターとドラムの軽快なリズムがいい。有名どころはPrince Royce の’Darte un beso’やRomeo Santos。Prince Royce とMarc Anthonyのデユット曲’Adicto’はスペイン語がわからない人にも情熱が伝わってくる曲だと思う。
そして今人気のReggaeton。これは1990年代にダンスホールから発展したプエルトリコ発祥の音楽で、Rap、American hip-hop、Reggae の影響を受けている。大人気のDaddy YankeeとLuis Fonsiの’Despacito’は聴いているだけで体が動いてくる曲。日本のティーンエイジャーにも人気のCNCOはイケメンのグループで、うちの娘も大フアン!彼らの曲’Reggaeton Lento’を聴いたことがある人は多いはず。ちなみにこのCNCOは大阪出身のミュージシャン清水翔太くんの曲’My Boo’をカバーしたので、清水くんの音楽と名前が世界中のCNCOのフアンに知られるようになったと言う逸話がある。
私が一番好きなジャンルはBolero、よくに言うロマンチック音楽。キューバ音楽らしいが、原型はスペインのセビージャにある。私が好きな曲はメキシコ人が作曲した’Piensa en mi’これはスペイン人のLuz Casalが歌うバージョンが一番おすすめ。メキシコ人のLuis Miguelが歌う’Historia de un amor’もいい感じ。日本でも’Besame Mucho’や’Quizás,Quizás,Quizás’は昔からよく聴かれている曲だ。
’Historia de un amor’はいろんなアーティストが歌っているが、中南米じゃないけれどもフランス人の親子French Latinoが歌うバージョンは味があってこれもおすすめ。
ブラジルと言えばまずはSambaとBossa novaを思い出す。Sambaはアフリカ音楽の影響を受けて、Bossa novaはヨーロッパ音楽の影響をうけていると言われている。Bossa novaの大御所と言えばのJoão Gilberto。ブラジルには他にもMúsica popular brasileiraというジャンルがある。これはBossa novaの後に出てきた音楽で、Jazz、Samba、Funkの影響を受けている。Caetano Velosoはこのジャンルに入る。
あとSertanejoブラジルのカントリーミュージックで、アコーデオンの伴奏がつく。You Tubeで偶然見つけたけれども、Henrique & Diegoの’Esqueci Você’なんかはいい感じ!
他にもアルゼンチン音楽のTango、キューバ音楽のRumbaとMambo、ドメニカ共和国のMerengueも知られたジャンル。アンデス山脈あたりで歌われてきているフォークミュージックもいい感じ。サイモンとガーファンクルがカバーしたコンドルは飛んでいくはこのジャンルに入る。
こうして見てみるとキューバの音楽への影響はすごいな~!でもいろんな音楽を聴いて、自分の好みの音楽に出会えるのは最高。充分な時間を与えられた今のロックダウン生活には最適やね!