ご近所さん パート3

先週約3ヶ月ほど空き家になっていた我が家の階下に、新しい住人、ラトビア人の兄弟が引越ししてきた。

下からの雑音がしばらくなくなり私が静かさに慣れてしまったという事と、階下の物件は賃貸なので、毎回はじめは新しい隣人の生活スタイルがわからないという事もあって私としても何か気分が落ち着かない。

その物件の所有者が私たちはじめ建物の他の所有者に新しい隣人のメール先を送ってきたけれども、相手の詳細はわからないのでうちの上に住んでいる女性はすぐさま「こんな時世だからセキュリティーはちゃんとしておきたいので、今度引っ越してきた人の職業を教えて」とすぐさま返答していた。

私はと言うと下の人たちの引っ越しが落ち着いたら挨拶に行ってみようと思っていた。

でも彼らがやってきて我が家までタバコの匂いが漂ってきたので予定変更、急遽下の人に話をしに行った。

昔は私も喫煙者だったし、他人の生活習慣にとやかく言いたくはないけれども、築150年以上の古い建物には至るところに階下、階上に通じる穴というか、スペースがあるので、タバコの匂いはすぐに建物に充満してしまう。この状態に黙って耐える気は毛頭ない。

あー厄介な問題!確かに彼らには自分の家の中でタバコを吸う権利がある。この建物の管理は所有者が全員でしているので、Air B&Bを禁止にしたのと同じで「この先の為にこの建物内は禁煙という条例を作って」と提案する事もできる。

とにかく私のイライラが増してきたので、夫が階下の所有者にメッセージを送ってくれた。

そしたら今日公園で階下の隣人とばったり会った。開口一番「オーナーからメールがきてタバコの匂いと音の問題の話は聞きました。僕たちは今の家にはしばらく住むつもりでいるから、隣人とはいい関係でいたいので、タバコはなるべく野外で吸います。この先問題が出てきたら直接連絡してきてください」と言ってきた。

この瞬間私の中のイライラは吹っ飛んでいった。ちょとしたコミュニケーションでこうも気持ちに変化が出てくるものかと自分でも驚くほど、その後下から聞こえてくる音が気にならなくなっている自分がいる。

先週は真向かいに住んでいる20代の若者がまたパーティーをした。表通りに面するバルコニーに出て大声で飲んでみんなはしゃぎまくり。これには同世代である私の娘達が「私もパーティーしたいけれどもロックダウンやから我慢してんのに、この騒ぎうるさすぎる!」と怒りまくり。

話す言葉からトルコ人の留学生やアメリカ人学生のようだ。母国を離れてロックダウン中のロンドンにいる彼らの騒音に私は多少理解も示せたが、騒音が夜午前をすぎて2時ごろにカラオケになった時には「明日文句を言いに行こう」と決心。

翌日、その若者が空き瓶をごみ箱じゃなく通りに置きっぱなしにしてるのを目撃してしまったので私たちの怒りも頂点。

長女が話をしに行って、相手ははじめから最後まで言訳と平謝り。でも最後に相手が「当分パーティーをする予定はありませんから心配しないでください」と言ったきた時長女は「ほんまにたまげた、ロックダウンの意味がわかってないのかな?」とあきれ返ったという。

今日もマーケットで野菜を買いに並んでいると「あーほんまに昨日の晩は頭にきた……通りの….番の家は昨日もパーティーをしてた。もうちょっとで警察に通報する所やったわー」と誰かが言ってるのが聞こえてきた。

これってもうロックダウン生活が限界に近いって事かな? ロックダウンで家にいないといけない今、イギリス全土で隣人問題を抱えている人が増えているんだろうと思う。うちのお隣さんのようにことが平穏に解決できていたらいいけれど、隣人問題って本当に厄介だ。

紫のクロッカスが可愛いすぎる!

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