9月新学期の始まり

先週イギリスの多くの学校の新学期が始まった。今学年の私は一年生担当でこの1週間は新しい環境での仕事で緊張の連続だった。でも初めて学校に来る子供達や転校してきた子供達、その親の気持ちを考えたら私の緊張なんて問題にならないかな?

想像通り今年は香港からイギリスに移住してきた家族が多く、私が働く学校にも数人の香港人の子供達や今まで香港に住んでいたイギリス人の子供達が転校してきた。

なじんだ環境を出て、新しい世界に入っていく時には期待と不安が入り混じるのが当然。その子達が新しい学校生活に慣れるように私もできるだけ声をかけるように心がけている。

私のクラスにもつい最近ロンドンにやってきた中国人の子供が転入してきた。学校生活が初めてなうえ、英語がまだ話せないその子は初日、二日目はよかったけれども三日目の朝はとうとう泣き出してしまった。その泣き方がとても物悲しく「お母ーさん」と呼びながらしくしく泣き続けるので、そばで慰めている私や担任の先生もとてもつらい気持ちになってくる。

このクラスの他の子供達はみんな去年から友達、英語が話せないその転校生はなかなか他の子供達の間に混じって遊べていない。この子が新しい生活に慣れるまでどれぐらいかかるんだろう?

これを見ていて次女が一年生の時、クラスに英語が全く話せないスペイン人の子供が転入してきた事を思い出した。その子は初めの3カ月間は全く英語が話せなかったけれども、その後急に英語を話すようになり出した。でも言葉のコミニュケーションはできなかった時もその子は他の子供とは一緒に遊べていたのを思い出す。

でもこの時期を乗り越えた時に得れるものが大きいのは確か。1日も早くその中国人の子供が学校生活に慣れて、英語を学んでいく事を切に願う。

私の次女も来週の日曜日にポルトガルのリスボンにむけて旅立つ、9カ月間の留学だ。今残り1週間をきり娘の感情は期待と不安の間を行き来して、私の気持ちもまた喜びと淋しさの間を行ったりきたりしている。

あー新しい生活を迎える時は誰もが通る道か~

私も、この9月に大学生活で家元を離れる子を持つ親も空の巣症候群に陥らないように、変化を気持ちよくポジティブに受け入れるように生きていかないと。

新たな始まりの月、9月みんな頑張って!

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