クリスマスリース、2021

クリスマスも、26日のボクシングデイもあっという間に過ぎていった。我が家では3年連続で夫不在のクリスマス。それでも25日は朝早くからオーストラリアにいる夫、義父、義妹達とフェイスタイムでクイズをしたりしながら我が家のクリスマスを楽しんだ。

と言いつつ夫不在が3年目にもなると、さすがにかつて家族4人揃ってクリスマスをお祝いしていたのが遠い昔のように感じてしまう。

お肉を食べない夫の為、我が家の伝統的なクリスマスランチはいつも生牡蠣、マグロのカルパッチョ、舌びらめ、クラムチャウダーなどの魚介のオンパレードで、娘と私は時々「あ~うちもロースト料理を食べた~い」なんて思ったりしたけれども、イギリス風のロースト料理に切り替えた今になっては、かつての私たちのクリスマス定番料理が恋しくなったり、毎年いつも夫が生牡蠣のからを開てくれていた姿が妙に懐かしくなってきた。

有難いことに長女がメインシェフを務めてくれて、ターキーじゃないけれども大型チキンのロースト、クリスマス料理には欠かせないベーコンで包んだソーセージ、ミンチの詰め物、赤キャベツ、芽キャベツとベーコン、ローストした野菜などの全ての付け合わせ、そして仕上げにはオーストラリアのクリスマスケーキ、パブロバを焼いてくれて、みんなでワイワイ美味しくいただきその後はゲームを楽しんだ。

でも時は変わったと実感する。

コロナのせいで家族全員でクリスマスを過ごす事ができなかった人が今年も実に多い。

自宅でおこなうラテラルフロー検査ではいつも陰性結果が出ていたのに、フライト前のPCR検査で陽性結果が出た為、急遽自国に戻れなかった友達が2人もいた。

特にご主人と娘さんが先にポルトガル入りしていた友人Iと息子のCは、予想もしていなっかったPCR検査結果に大ショック。私の親友Aも2年ぶりの家族でのクリスマスを楽しみにしていたのに、2週間前にコロナにかかっていた彼女の長女のPCRが、まだ陽性と出てしまった為に出発当日に南アフリカ行がキャンセルになった。

娘の友達の中にはお父さんと長女が陽性になり、お母さんと次女はおじいちゃん宅に隔離してクリスマスを別にしていたし、ギリギリ24日まで自宅隔離をしていて25日に家族に合流した友達もいる。その他家族の誰かがコロナにかかり、祖父母や親戚とのクリスマスができなかった人たちも知っている。

今のロンドンでは20人に1人がコロナに感染していると言われているけれども、私の界隈では4人に1人は陽性者のような印象を受けるし、医者の友人は今ではもう陽性者の全てをオミクロン株として扱っていると言っていた。

政府はお正月前にイングランドにはコロナ規制を導入しないと言っているが、1月に入るとまたロックダウンになると思っている人は多いはず。

リスボンからクリスマス休暇で戻ってきている次女は、PCR検査で陽性となるのを恐れるあまりこれから帰国日までは誰とも逢わないつもりでいる。でもそれって一緒に住む私と長女はどうしたらいいの?大晦日には予定も入っているのに!

あーまた2022年もコロナに振り回される日々が来るんかい? それが嫌で昨夜は家族で2022年のホリデープランを立ててみた。

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