週末の決意

今週末は仲良しの友人Aの別荘、というより田舎にあるお屋敷に招待してもらい娘達と夢のような時間を過ごさせてもらった。

南アフリカ出身の友人Aは滅多に出会うことがない、ポジティブで寛大、エネルギッシュな人物。

人を褒めることに関しては超一流で彼女の一言一言は直球でハートに入ってくるので、彼女といると力が湧いてくるしそんな彼女は今ライフコーチになる勉強をしている。

友人Aと彼女のご主人Aはまだ若い頃にワーキングホリデーでロンドンにやってきた。南アフリカでソーシャルワーカーの資格を得た彼女はロンドンでもソーシャルワーカーとして働き、家庭に諸問題を抱えている若者の面倒を見てきた。その頃のご主人はまだマーケットの靴屋さんでアルバイトをしていた。でもその後すぐにご主人は某銀行に就職し、そこから全速力で仕事をし大成功を収めて一財産を築いた。

この夫婦がすごいのは大金持ちであるにもかかわらず、恵まれていない環境に身をおかざろう得ない人々の苦境を理解している事。だからいろんなチャリティーや学費支援をし、ホームレスの人の為に炊き出しをしたり社会福祉にすごく貢献している。

とにかく彼女の別荘は今まで足を踏み入れた素晴らしいお屋敷の中でも一番規模が凄かった。

遠くに見えるのはサリーヒル

いくつお部屋があるとかよりも、食前のドリンクを楽しむお部屋、食後に寛ぐお部屋、お客さんをおもてなしする為の部屋、ゲームを楽しむ部屋、ジム、サウナと全てが人をもてなす、休暇を楽しむ為に作られていた。中にはロンドンにあるチャールズ皇太子の公邸の一室と同じデザインのお部屋もあった。

ロックダウンでもこんなお家で過ごせたら最高やね。外にはテニスコート、プール、ローズガーデン、松の木林……あー世の中お金がすべてじゃないけれどもお金があるとこんなにも素晴らしい環境も手に入れる事もできるからすごい。

お金持ちの友達に共通しているのはみんなお金を増やす方法を知っていること。げんに友人Aの長女はまだ20歳だけれども株の売り買いでお小遣いを増やしている。お金を動かす方法を知っているからだ。

あまりにも綺麗な空間に身をおいた今の私は小口投資から始めようと決心した。私の長女も銀行に預金しておくよりも、環境問題に取り組んでいる小さな企業に投資する方がいいと自分で考えてお金を管理している。経済の知識がほとんどない私、というよりお金を動かして利益を上げるという事も考えてこなかった私。ちょっと夢を見るためにここらで株の勉強をしてみようか?

友人Aはいつか自分の家にローズガーデンを作るが夢で、そのビジョンをずーっと見続けてきた。自分の生きたいビジョンを描く事も最近はあまりしてきてこなかった私。でもここらでビジョンを描き直し、小口投資も始めないと!友人Aの夢のような別荘は私にまた夢を持ち続けることの大切さを教えてくれた。

この感じが大好き!
どこからも水音が聞こえる!
図書室?

夫の和食

以前にも書いたけれども、只今私の夫は2019年の秋からオーストラリアのキャンベラに単身赴任している。

でも彼は自分の国と言えオーストラリアの中でも国家公務員以外は誰も、何もないと冷やかされている首都キャンベラでの生活にはもう長く限界を感じていた。ロンドンに戻ってきたいものの仕事はないし、一時休暇で戻っても今度はオーストラリアには戻れない。

この現状を打開する為にずーっと転職を考えていたら、同じ公務員でシドニーベースのいいお仕事がオファーされて夫は来週末にシドニーに引っ越しする予定、だった。

でもここにきてシドニーはまたもや都市封鎖ロックダウンになり、7月9日まではシドニーには行けない状態になった。まあこのコロナ問題には本当に振り回される。

とにかくキャンベラ住まいになって、彼が一番困ったのは和食が食べられない事だった。

キャンベラでも日本食レストランに何回かいった事はあった夫だけれども、家庭の日本食の味を知っているだけになかなか満足がいく味に巡り合ったことがないらしく、ある時から美味しい日本食を食べれるのも諦め状態になっていった。

私との結婚生活がもう30年という事は、その分だ彼が日本食の家庭料理を食べてきた日も多いという事。確かに自分の人生の中で和食がなくなるのは悲しい話!

夫は自分で日本食を作ると決めてからはいつも「レシピーを送って、何何作ったでー」と張り切って写真を送って来るようになった。

何もないと言われているキャンベラでも、アジアの食材を売っているお店には事欠かない。

まず初めに夫が挑戦したのは、ナスの田楽、サーモンのホイル焼き、それと蓮根のきんぴら。

「おー夫よ、和食作りをマスターしてくれたら将来私が楽できる、頑張って覚えて!」

カボチャ嫌いな私が作った事がないカボチャの煮物なんかも作ってる。「本当に和食が恋しかってんなー」

今回彼がシドニーに引っ越しするようになったといろんな友人に伝えたら、友人みんな「あー良かったね、なんかこれでロンドンに一歩近づいた気がするね!」と言ってくれた。

ロンドン行きの便が乗れるからか、シドニーがロンドンのように大都市だからそう思うのかわからないけれども、確かにちょっとだけロンドンに近づいた気分はしてくるから不思議だ。

シドニーにはロンドンからの友達もいるから、休日に会える人もいることになる。

まだまだ遠いところでの生活になるけれども、家族を思い頑張ってくれてる夫が元気で楽しく生活でくるように、また作れやすそうなレシピーを送らな!

夫が作った和食シリーズ
これは白菜とツナ?

ダイエットに挑戦?

食べるのが何よりも大好きで食欲が旺盛すぎる私は、幼少時を除いてはずっーと小太り気味。小太りと表現すると私をよく知る人は「何が小太りなん、もっと太ってるで~」と突っ込んでくると思うけれども、身長が155cmと低めなので小太り、英語で表現するところのChubbyが自分に当てはまると自認している。

今まではわたしよりも細い人がダイエットをしていても「私は食べんのが好きやからダイエットは無理、もう太ってても仕方ないわ」と呑気に構えていた。

でも最近体調を崩し、初めて食生活の見直しをしないといけないはめに!

血糖値、血圧、コレステロールと今まで人ごとのように考えていたことに直面するはめに!

それから気づいたことは、私の周りの同世代の友人達も多かれ少なかれ健康維持を意識している生活をしていること。そしていつまでも元気でいたいなら、今いろんな生活習慣を変えるべきだということ。

それ以来甘いものを食べるのは週2回だけにし、間食も我慢して控えている。

何より、同世代の同僚が16時間断食をはじめてかなり痩せ、その上体調がすこぶる良くなったと言うので、私もまずは手始めに一日挑戦。

お腹が空いてきて実行するのは難しいかなと思ったものの、できなくはない。起きるのがゆっくりめの週末ならもっと簡単にできそうだ。

空腹が16時間続くとオートファジーと言って体や細胞がストレスを受けても生き残れるように体内に組み込まれたシステムが働きだし、人体の古くなった細胞を分解する仕組みが作用するらしい。

8時間は好きなものを食べて、16時間空腹を設ける。休憩をとった内臓は疲れがリセットされて働きが良くなると言うのも良くわかるし、体内の余計な脂肪が分解されて減っていくと言うのも納得する。

とにかく毎日しなくてもいいらしいし、このダイエット方は私にはあっているかも!

あと食生活を見直していて気がつたことは、ちょっとお腹がすいた時に食べがちなものがほとんど小麦を使った食品で、炭水化物ばかりなこと。今までは仕事帰りにスコーンやマフィンを買って食べたり、甘いものじゃないからと言ってピザやチップスを食べたりしていた私。最近ではくるみを食べるようにしているが、それでもついついピタパンとホムスとかトーストとかパン類を口にしてしまう。でもグルテンが体に良くないのは今では周知の事実なので、グルテンフリーのおやつを考えないと。と言うよりも炭水化物じゃなく、タンパク質を間食にしようかな?

友人は医者からのアドバイスで「朝食にはトースト抜きでベーコンエッグだけを食べるように」と言われたといって週に4日はベーコンエッグを食べている。ベーコンも体にはよくないはずだけれども、炭水化物を取るよりはいいのかな? まあいろんなアドバイスがあるもんだ。

その上、学校で働いでいると子供たちのお誕生日ケーキであったり、休憩時間にはスタッフルームにビスケットがあったりと誘惑も多いのが事実だ。今日も児童のお誕生日で、今まで見たカップケーキの中で一番デザインが凝ったケーキをもらった。眺めるだけ眺めて、あとは家にもって帰ってきて娘に食べてもらったけれども、お腹が空いていたら誘惑に負けていたかもしれない。

「あー食べても血糖値も気にならず、太る事もない体が欲しい!」と願いながら人生初のダイエットに挑んでみようと決心した私。どこまで続くか、人生56年目にして自分への挑戦だ。

今まで見たカップケーキの中で一番きれいなデザイン

ようやく4月

イングランドでは今週の月曜日から、違う世帯に住む人なら6人まで、または同じ世帯なら2世帯まで野外で逢う事ができるようになった。これを受けまたお天気も最高の春日和であったので、月曜日は許容範囲かける3ぐらいの人数が野外に集まってきて、各公園はどこも人であふれかえっていた。

特にもうすぐ受験を控えている16歳と18歳ぐらいの若者が、みんなで音楽を聞いたり、ダンスをしたり、友達とふざけあって楽しんでいる。誰かが規則違反をしてようとも、少々騒いでいようとも彼らの気持ちが十分わかるので、誰も咎めようとしないし、警察も見て見ぬふり。

今月12日からは野外の飲食店はオープンするし、5月17日には飲食店は完全再オープンするのでやっと視界に光が見えてきた感じ。

私は今週の月曜日にやっとワクチンを摂取しに行った。いろんな理由から私はワクチン接種懐疑派。でも外国人として海外に住んでいる以上、移動の自由だけは絶対不可欠だからワクチン証明書が出せる為にワクチン接種を受け入れることに決めた。

でもワクチン接種をするにはなるべくファイザー社のものをと願っていた私。2ヶ月も前にワクチン接種を受けた知人はみな口を揃えて「頼みこんでファイザー製薬のワクチンをうってもらった」と言っていたし。連日ニュースで「ドイツとノルウェーがアストラゼネガー製薬のワクチン購入を見合わせてる」なんて言っていたら自然と「選べるのならファイザー製薬がいい」と思ってしまう。

でもワクチンを人に打つヴァクシネーターをしている友達が「ファイザー製薬のワクチンは在庫がついて今は保存が簡単なアストラゼネガー製薬のワクチンしかないで、ファイザー製薬は4月中旬過ぎな入ってこないよ」と言っていたのを思い出し「仕方ないアストラゼネガーでもええかー」とワクチンを受け入れることにした。

「アストラゼネガーいややー」と文句を言った分だけ、アストラゼネガーからも仕返しも受けた。接種後10時間ぐらいから全身のだるさ、発熱、筋肉痛といろいろと副作用の症状も出始め、その後1日半完全ダウン。

周りにもワクチン摂取後、高熱が出た人がちらほらいてる。特に新型ウイルスにかかった人がワクチン摂取をすると副作用がきついと聞く。まあ長くとも3日間と言われているように短期間のことだから我慢できるけど…..

「夏休みの計画はまだ立てないでください」と政府は呼びかけるけれども、長女の周りはみなホテルやキャンプ場、航空券の予約を取り始めていると言う。でもイタリアもロックダウン中、フランスもまた今週から学校閉鎖と他の国の動向もまだまだわかりづらいし、家族のいる日本やオーストラリアは初めから行けないものと考えている。あーでもせめて夏休みの間に旅行はできるようになりますように、希望は持ち続けていたい。

今日からイースターホリデーの4連休が始まった。明日は今年初で友人S子ちゃんのガーデンにお呼ばれに行く。もう娘達とめちゃくちゃ楽しみにしている明日の予定。例年では当たり前にできていたこんな友人との集いが、実は人生で一番大切な事やってんなーとつくづく思う今日この頃だ。ありがたい、ありがたい。

大晦日

今日は大晦日、そして日本は12時をまわったのでもう元旦。

「時よ~待って~、まだまだ今日やらなあかん事が片付いてない!」

毎年「今年こそはおせち料理を作ろう」とか「日本らしいお正月を演出してみたい」と思うけれども、いつも予定で終わるだけ。

実際に作るのは年越しそばと、お雑煮ぐらい。おせち料理はロンドンでは手に入りにくい食材が多いので、紅白なます以外作る気すら失せてしまう。

イギリスの大晦日、例年なら多くの人が友人または家族と集まって12時のカウントダウンをお祝いするが、もちろん今年は少なくとも表向きはそれができない。

フランスでは大晦日の夜、10万人もの警察や軍の警察官が街に動員されて、誰も夜間外出禁止令を破ってないか、パーティーが開かれてないか見回るそう。

そお言えば先日もう70代は軽く過ぎている男女の会話を耳にした。

「…….はパーティーに行くつもり?」

「はー、パーティーって、今はロックダウン中やで。」

「人と人が室内で会うのは今は禁止されてるやん!」

「でも….は行くって言ってるよ。」

違った見解を持つこの2人の会話は結構面白かったし、今の世の中を象徴していると思った。

この私も11月の下旬までは、故郷に帰れずひとりでロンドンに残っているイタリア人の友達を夕食に招待するつもりだった。でも12月に入ってコロナ情勢が変わり、「ロンドンがホットスポット」になんて聞くとやっぱりやめておこうと思い直した。

先日25日のクリスマス当日オーストラリア、シドニーのあるビーチで多勢のバックパッカーが集まってパーティーを開き、地元のオーストラリア人から大ひんしゅくをかった。目撃者のほとんどが、「集まっていた若者はオーストラリア人ではなくみんなイギリス英語を話していた。」という。

まーあんたら何やってんのん!

その上スイスのヴェルビエルにスキーホリデーに来ていたイギリス人の話を聞いたときはもうほんとにたまげた。スイスについてすぐにスイス政府がイギリスからきた人はみんな10日間の自主隔離をするように勧告した。これを避けるため200人ものイギリス人が夜の間にこっそり宿泊施設から逃げ出したらしい。この中には政治家も入っていたらしい。

まあこれだからイギリスのコロナ対策では台湾やオーストラリアのようにコロナ感染ゼロのような成果を上げることはできない。

とにかく今夜の大晦日、私の友人達はパーティーなしでみんなおうちでカウントダウンをテレビで見る。時々どこからともなく花火の音が聞こえてくるぐらい。

いろんな友達に今夜特別なご馳走でも食べるのか聞いてみたら、クリスマスの後みんな料理疲れをしているので、今夜は出前をとるっていうケースが多かった。

ひとりだけ、ご主人がイタリア系アメリカ人の家庭だけはちゃんとしたイタリアコース料理を作って大晦日を祝うと言っていた。

年越しそば

我が家は12時前に年越しそばを食べるので、夕方6時にお好み焼きを作って軽くいただいた。(結局10時に食べることに!)

あー2020年はどの人にとっても想像を超えた1年やった。

ここまできたら2021年は、良くなるしかない!

世界中の人にとって、素晴らしい1年が待ってますように!

そしてクリスマス

まちに待っていたクリスマスもあっという間に過ぎていった。

昨日のロンドンは快晴、部屋に差し込んできた陽光すらクリスマスを楽しんでいるようにキラキラ輝いていた。

朝ごはんの後は、オーストラリアにいる夫、義父、義妹とフェイスタイム。今年は一緒にゲームやトランプができないので家族対抗クイズをする事にした。

気がついたら1時間半近く楽しくクイズをしていた。本当に今年ほどフェイスタイム、ラインビデオコール、ズームとインターネットにお世話になる機会が多かった年がなかったんじゃないかと思う。

インターネットのおかげで離れ離れになっている家族が近くにいるように感じれる。

ロンドンはコロナ禍の悪化で20日からスーパーや生活必需品以外のお店が閉まり、その日以降クリスマスプレゼントはオンラインで買う事になった。それを受けて早速20日中にオンラインショッピングを済ませた私達、でも次女が長女のために買ったプレゼントは予定をしていた23日に配達されず、24日の夕方になっていきなり、「今配達をしましたけれども不在のため、次の配達は28日の月曜日になります。」とメールがきた。

「は~?嘘や~家にいてたのに、ほんまにきたん?こんなご時世、みんな家にいるのになんで~?」

ドライバーにも連絡がつけず、クリスマスイブの夕方でもうお店も閉まっていてクレームも月曜日まで受け付けなし。そしてがっかりの次女。

住所の記載が小売店から配達会社に渡った時点で変わり、建物とフラットの番号がすり替わったようだ。いつもより配達が増えた今年はこのような配達先を間違う問題も結構多いんじゃないかな?娘の友達も同じ経験をしたらしい。ご近所さんも「頼んでない物がアマゾンから送られてきた。」って言っていた。でも幼い子供へのクリスマスプレゼントだったら、本当に可哀想。

とにかくハプニングがあったものの、楽しいプレゼント交換も終わり、日本の家族にも電話して、長女がメインシェフをつとめたクリスマスランチをいただき始めたのはもう3時をまわっていた。

家族でクリスマスランチを楽しんでいる友達から次々に「メリークリスマス」と心が暖まるメッセージが入ってくる。

今年のクリスマスは家族と離れ離れになっている人がとても多い。次女の大学の外国人留学生、私の友人、同僚も今年は実家に戻れない人がいる。そしてつい2日前も警察官になったばかりの長女の友達が、相棒のコロナ検査の結果が陽性と出た為、職場から「実家に戻らず14日間自宅隔離するよう」に命じられたそうだ。

だからこそこうして娘達と一緒に、笑いながら食事を楽しめる事に深く感謝を覚える。

パブロバ

クリスマスランチの締めくくりはオーストラリアのデザート、パブロバ。オーストラリアにいる父/夫を思って、来年はみんなが家族と一緒に過ごせるクリスマスである事を祈ってゆっくり味った。

やっとブログをスタート

かれこれロンドンに住んで30年以上の月日がたった。ここに住み出した当初は、ごめんロンドン!この町に対して批判的だった私。特に食べものに関しては「どこ行っても、まずい食べものばっかりや~。」 「 何これ、味ついてないやん。」 とはよく言ったものだし、ロンドンにくる前に、陽気なスペイン人に囲まれて2年間マドリッドで過ごした私にとっては、相対的に見てイギリス人は取っ付きにくいと感じてしまっていた。

それでも月日と共に、私もいつの間にかロンドナーの仲間入りをしていた。ロンドンオリンピックの時は、自分の住んでる町でオリンピックが開催されることに大喜びではしゃいでいたし、いつからか地方各地からのイギリス人観光客から道をたずねられるようになって、自分がロンドナーと見られているのが嬉しくなってきたり。

何よりも、結婚、出産、育児、仕事を通じて地域と繋がっていった今は、この町が大好きになり、ロンドンとここで出逢った素晴らしいロンドナーに大感謝している。

当たり前だけれど、この30年の間に私も変わり、ロンドンも更に国際都市として変化、発展し続けている。例えばロンドンの変化の一つに、少なくともロンドナーの食事情があるような気がする。食に関心のある人が増えたような。英語でFoodieというと、ちょと味や素材にこだわるグルメな人を指すが、私の周りでもFoodieな人たちが増えているように思う。

私がこの街に住み出した80年代の終わり頃は、大陸ヨーロッパで見られるような素敵なカフェはロンドンにはまだ少なく、外食してもはずれだと思った経験が結構あった。美味しい料理を提供するGastroPubのようなコンセプトもまだあまりなかった気がする。でも最近はストリートフードマーケット、ファーマーズマーケットも増えたし、食に関するテレビ番組も増えたし、ロンドンでも十分美味しい物を食べれる機会がある。

様々な国から来た人が多く住んでいる多民族都市ロンドン、ここでは世界中の食べ物を気軽にいただける機会が、その喜びがある。これこそがロンドンの魅力のひとつ。なんやかんや言っても美味しい物を食べれたら、人はみな幸福感に包まれるし、異文化を体験、理解していくのに食から入っていくのは一番の近道で楽しいやり方だと思う。

ロックダウン中は、もっぱら近くの公園を散歩。Hyde Parkにいると田舎にいる気分。
近所を散歩。

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