マーケット

テムズ川

昨日は娘たちと3人で長い散歩に行き、合計18キロを歩いてきた。

久しぶりにテムズ川も見れた。海であれ、川であれ、池であれ水の近くに行くと心がなごむ。

テムズ川の川辺には美術館やいろんな観光名所がある。でも今日の目的はSouth Bank MarketとLondon Borough Marketに行って、いろいろつまみ食いを楽しむ事。

まずは木曜日から週末かけてひらかれるSouth Bank Marketに行った。まあ時期が時期だけにいつもほどの賑わいはなかったけれども、それでも夏休みの週末だけに、若者や家族連れがけっこういる。

South Bank Market

このマーケットで大人気のThe Frenchieでは鴨のコンフィのバーガーとめちゃくちゃ美味しいけれど、高カロリーのポテトフライ(イギリスではチップスと呼ばれる。)が食べられる。このチップスはお手製で、二度揚げ、しかも鴨の脂肪で揚げられる。そこにトラッフル味のマヨネーズをかけていただくが、今までこれを食べた人はみんな一口食べた後にうなり声を出した。いつも全部自分一人で食べてしまいたくなるので、自分の家族とはいえ、みんなと分けて食べる時は「あんまりいっぱいとらんといてー!」と本気で思ってしまう私。

他にも韓国のBBQのお店が人気。ブルゴギをボリートにして食べるカリートもここ最近できたフージョン料理。アメリカあたりで考えついたのかな?よく考えたと思う。

昨日はあまり買ってる人を見かけなかったけれども、Curry Shackというモリーシャス、カリブ海地方、ケージョンスタイルのカレー屋さんがある。Tripadvisorでもみんな大賛辞をおくっているお店。私も一度、カリブ海のカレーを食べたけれども、味にとてもこくがあった。世界のいろんな国でカレーは食べられているけれども、カレーとライスってなんかほっとする組み合わせ、どの人もそう思うのかな?

Borough Market

London Borough Marketは、そのいち部は12世紀から続いているという大きな市場で、卸売と小売の両方を扱っている。今ではロンドンの観光名所のひとつだ。値は少しはるが、ヨーロッパからきた見ただけで新鮮な食材が並び、見るだけでも楽しい。

今回はNetfixの食番組, Somebody Feed Philのロンドン編で紹介されたチーズトーストを食べるのが目的。Kappacaseinで作られるチーズトーストはスイス料理Fondueで使うRacletteで作られる。赤玉ネジ、長ネジ、にんにくも入り、サワードウブレッドでグリルされ、カリッとした焼き具合のパンと風味のいいとろけるRacletteがたまらなく美味しい。

さすがに人気があるわけだ。ひとつ7ポンド(円にして970円)と決して安くはないが、寒くなってきたら今以上に欲しくなるストリートフードだと思う。

あと日本の丼料理、メキシコのタコス、イラクのケバブ料理といろんな食べ物が作って売られていたが、南インド料理の Dosaとカレーのお店がどこよりも大繁盛していた。Dosaはお米とダールを吸水させてからペースト状にすりつぶし、発酵させた生地をクレープのように鉄板で焼く。

じゃがいもを香辛料で炒めたものをDosaでくるんで食べたり、Sambharという野菜や豆のスープと食べたり様々な食べ方があるようだ。

食べたかったけれども、あまりに人が並んでいて今日は断念。

そして、そのあとも歩いて、歩いた。

結局、夕食の時間帯に私達はまた、チャイナタウンにいた。でも私達の心はひとつ、3人ともマレーシア料理がお目当て。うちの家族っていつもこう!

あまりにも食べてしまい、もうここまできたら歩いて家まで帰ろうと、全員一致で決めた。

午後2時から始めた散歩は午後9時に帰宅して終了。家につたらみんな疲れ果てていた、でもおかげで普段通ることのない素敵な道を見つけて、またそこに行く楽しみが増えた。

昨日は食べることに熱中しすぎて、なんの食材も買わずじまい。だから今朝は週一で出るマーケット、Marylebone Farmers Marketに行ってきた。

近郊の農業から直にくる新鮮な野菜、果物、卵、パンと買いたくなるものばっかり。

青じそを見つけたの早速購入。家に帰ったらコウケンテツさんがYou Tubeで上げている青じその醤油漬けを作ろーっと。

チャイナタウン

チャイナタウンにある大好きなチャイニーズレストラン、Golden Dragonが今日2020年8月1日に再オープンすると聞き、さっそく次女と一緒に行ってきた。

うちからチャイナタウンは歩いて1時間の距離。途中ケンジントンパーク、ハイドパーク、バッキンガム宮殿の横、グリーンパークを通って行くので、散歩がてら気持ちよく歩いていける。

チャイナタウンのメインストリートは歩行者天国の上、今日は各レストラン、外にたくさんのテーブルを出していて、どこもかしこも満席。どの人もとても満足そうに食事をしていて、それを見ているだけでこちらの気分も踊り出す。

普段、週末のGolden Dragonのランチタイムの待ち時間は午後2時を過ぎても平均30分から40分だけれども、今日は5分と待たなかった。私たちお客にとってはありがたい事だけれども、いつもの忙しさを知ってるだけに、これにはなんか寂しさを感じる。特にチャイナタウンは新型コロナウイルスがヨーロッパに感染拡大しはじめた2月前後から経済打撃を受けており、この先もしばらくは以前のような活気が戻るまで時間がかかるんだろうか。

今までチャイナタウンの色々なレストランを試してみたけれども、飲茶はGolden Dragonが最高だと思う。特に小籠包、エビとニラ餃子、エビの腸粉、大根餅の味は調和の取れた旨味が凝縮している。

あー至福の時間は1時間で終わってしまった。

主婦としていろんな料理を作ってきたが、飲茶だけは自分で作るよりも、飲茶マスターにお任せしたい。私にとってこれだけはレストランでプロに作ってもらいたいと思わせるのが飲茶。

あんなジューシーな小籠包の肉汁は作れないし、初めから挑戦しない!

帰りは行きとは違う道を歩いた。人通りが多いオックスフォードストリートに出たら、デモ行進に出食わした。

「マスク着用、反対」

「政府の言いなりになるのは反対」というプラカードを持っている。

本当にいろんな意見があって、それを自由に発信している。その賛否はどうであれ、これもロンドンやなーって思わせた瞬間だった。